昨日は、海の王者、海のギャング、海のオオカミなどとも呼ばれるシャチのことを書きました
シャチは、魚からイカ、水鳥、ペンギン、アシカ、ホッキョクグマ、クジラに至るまで実に様々なものを捕食する海洋系の食物連鎖の王者なのですが
なんとそのシャチの捕食を阻止する存在がいるのだそうです。
それがザトウクジラ。
日本語で書くと座頭鯨。
座頭市みたいな名前ですね。
なんとこの記事によると
同じザトウクジラのみならず別の種の動物がシャチに狙われていても救助に向かうらしいのです。
2016年に発表された論文での60年以上に渡る観測記録では、攻撃をうけていたのが同じザトウクジラであったのはわずか11%に過ぎず、残りの89%は他のクジラ類やアザラシ、アシカ、ネズミイルカなど多種多様。ときには魚などの記録もあり
何時間にも及ぶレスキュー活動、複数のザトウクジラが参加し、シャチが最後に諦めて撤退するまで粘り強く続くとか。
・・・・・・?!
どうしてそこまでして他の動物を助けるのでしょう。
ザトウクジラ不思議や・・
ザトウクジラの学者さんの間でも、なんでこんな行動をとるのかはよくわかっていないそうです。
ときに何キロメートルもの離れた場所から急行するザトウクジラもいるそうで、
もはやそんな遠くからだと襲われてるのが「誰か」なんてわからないのではないか?と言われています。
シャチが狩りをしてるんなら阻止するぞ!というポリシーすら感じます。
他種の救助に急行するザトウクジラには、以前のシャチの攻撃により受けた傷を負うものもいるらしく・・・・・・
私が個人的に感じたものとしてはシャチとの間に個人的な確執でもあるのかな?と思ったところです
ザトウクジラの子供はシャチに捕食されるそうなので、シャチのご飯を阻止して間接的に子供が食べられないようにしているのかな?
それとも、ザトウクジラ的には「我々もその気になったら強いから!」と誇示しておくことで子供を襲いづらくさせているのかな?
色々考えられますが
それにしたって
何キロも先での攻防に気づけるだなんてすっごいなぁー。
波のゆらぎ、海の水からなにか感じるのでしょうか。
それともエコーロケーションでシャチが会話しているのが聞こえるのでしょうか
人間には及びもつかない神秘的な能力で海中での頂上戦争が起きているのだと思うと否応なく胸アツとなるのでございます。
クジラさんとかって、他の生き物の思考・感情を読み取る能力があるんじゃないかな。
この夏はホエールウォッチング行くぞ!
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