昨日の記事で
正見(しょうけん)という概念をさらっと紹介したのですが
仏教において涅槃に至るための8つの実践徳目、八正道というもののうちの一つです。
正見(しょうけん)・・・・正しく物事をみて、適切に物事を判断すること
十事正見、四諦正見という概念もあります。
正思惟(しょうしゆい)・・・・正しく考え判断すること。ネガティブな感情に左右されることなく、心の持ちようを正すこと。
正語(しょうご)・・・・嘘や、悪口陰口、粗野な言葉を使わず、正しい言葉を使うこと。
正業(しょうごう)・・・・殺生や盗み等をせず正しく生きること。厳密には性行為からも離れることを説いていますが、そこまでいくと修行僧の域ですね。
正命(しょうみょう)・・・・道徳に反することをせず、きちんと働き生活を営んでいくこと。
正精進(しょうしょうじん)・・・・善いことに向かい正しく努力すること
正念(しょうねん)・・・・正しい心持ちを持ち、常に今現在の自分の想念を自覚した状態をもち、思いを正すこと。
正定(しょうじょう)・・・・正しい集中力を持ち、正念で得られた心を持続させること。
(正念と正定が揃うことではじめて「正見」を得られるとされます。)
このうちの正念を得られるようにするために、瞑想という手段が有用です。
常日頃から自分の感情の揺れを把握し
ネガティブな想いがあるのだとしたら
それは何故なのかを俯瞰する習慣をつけられると素晴らしいですね。
ヨガ哲学にも同じような概念があります(•ө•)♡